Ushidama Farm

市民菜園でハーブや野菜を育てています

保肥力

土壌が肥料成分を吸着できる能力を保肥力といいます。

土壌中で栄養分を蓄える成分は粘土鉱物と腐植などの土壌粒子で、マイナスの電荷を帯びており、アンモニウムイオンやカリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンなどの陽イオンを引きつけて吸着し、雨などで流れ出すのを抑えています。

土壌粒子が陽イオンを吸着できる最大量を陽イオン交換容量といい、英語のCation Exchange Capacityの頭文字をとってCECと呼ばれています。

CECは粘土の多い土壌では高く、砂質の土壌では低くなります。また、腐植の多い土壌では高くなります。CECを高めるには粘土鉱物やたい肥などの有機物を施すことが必要です。

塩基飽和度とは、CECにどのくらいの割合で栄養分となる陽イオンが保持されているかを示すもので、カルシウムイオンとマグネシウムイオン、カリウムイオンの割合の合計で表されます。

60~80%が適正な状態で、60%以下だと栄養不足、80%を超えると過栄養となり、100%を超えると根に濃度障害を起こす状態となります。

また、陽イオンのバランスはカルシウム:マグネシウム:カリウムの比が5:2:1が良いといわれていて、肥料の過剰投与でカリウムが多くなると、作物にマグネシウムやカルシウム欠乏が生じやすくなります。

塩基飽和度とpHには密接な関係があり、pHが低いほど塩基飽和度も低くなり、塩基飽和度が80%でpHが6.5の弱酸性、塩基飽和度が100%を超えるとアルカリ性になります。

このように塩基飽和度からみても、pH6.5程度が最も作物の生育に適した状態といえます。

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