Ushidama Farm

市民菜園でハーブや野菜を育てています

ボカシ肥

有機質肥料を直接、畑に施すと臭いがきつかったり、ガスが発生して作物が生育障害を起こしたり、ハエや野ネズミが餌にするために集まるなどの弊害があります。

これらの害をなくすために山土と有機質肥料、たい肥などを混ぜて、40℃~65℃以上にならないように定期的に切り返して、微生物により分解させ、軽く分解させた後、乾燥させたものをボカシ肥といいます。

このボカシは有機質肥料が急激に分解、吸収されるのを「ぼかす」と言うことからきています。

ボカシ肥を作るには、増殖に時間がかかり腐敗を起こしやすい嫌気性菌ではなく、急速に増殖する糸状菌などの好気性菌により有機質肥料を分解させます。

糸状菌は耐熱性を持たないため、定期的に切り返しを行って、冷却や酸素補給を行う必要があります。

また、窒素濃度の高い有機質肥料から分解により多量のアンモニウムイオンが生成されますが、ガスとして気化したり、雨で流れてしまうのを防ぐため、山土や木炭に吸着させることで窒素分を保持することができます。

ボカシ肥の窒素濃度は2~5%でC/N比も低く窒素飢餓の心配はないし、株元に直接施しても肥焼けする恐れもなく、微生物によって無機化されて、徐々に無機成分を放出するので、長く肥効を持続させることができます。

しかも、ボカシ肥は材料の有機質肥料やたい肥の種類や量を変えることで、肥料効果の程度や効き方、土壌改良効果を調整できる優れた性質を持っています。

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