Ushidama Farm

菜園でハーブや野菜を、庭で果樹や多肉を育てています。

マルチングの効果

マルチング(マルチ)とは植えた植物の地表面を、ビニールや腐葉土などの資材で覆うことで、次のような効果があります。 水分の蒸発が少なくなり、乾燥を防ぐことができる。 雑草の発生を防ぐ。 急激な温度の上昇や低下を防ぎ、植物の根を保温する。 水やりや…

ダイコンの先端が辛い理由

ダイコンやからし菜などアブラナ科の野菜の多くは辛み成分のグルコシノレートを含んでいます。 植物体内にはグルコシノレートとその分解酵素であるミロシナーゼも含まれています。 植物が食害を受けて組織が壊されるとこの2つの成分が混ざり、加水分解されて…

石灰の効果

石灰は酸性の土壌を中和して、窒素やリンなどの養分を吸収しやすくする働きがあり、土壌改良材として使われています。 また、カルシウム分が作物に吸収されると、作物内のペクチン酸とカルシウムが結びついて細胞壁が丈夫になり、病気に強くなります。さらに…

ハオルチアの花芽

ハオルチアの花芽が出てきました。 長いもので40㎝以上も伸びています。2~3本、芽が出ているものもあります。 白い小さい花が咲き始めたものもあります。 ハオルチア属 緑晃 ハオルチア属 グラギリス ハオルチア属 エメリアエ 花芽が出てきました 40㎝以上…

多肉植物の成長

秋に植え替えた多肉植物も5カ月近くたち、成長が進んでいます。 中にはポットから葉がはみ出すくらいまで、大きく成長したものもあります。 アオエニウム属 黒法師 エケベリア属 ダスティローズ カランコエ属 月兎耳 クラッスラ属 サルメントーサ コチレドン…

ガステリアの花

ガステリアは南アフリカ原産のアロエに似た多肉植物です。 花期は春から夏にかけてですが、室内の日のあたる暖かい場所に置いてあったからか、1月にリリプターナの花が咲き始めました。 葉の大きさは7㎝程度で草丈はそれほど大きくないのに、花茎は40㎝ほど…

シークワーサーの収穫

庭に植えてあるシークワーサーの実が黄色く熟してきました。 この時を待っていたかのように、ヒヨドリが来て実をついばむようになったので、鳥の食べる分を少し残して収穫しました。 ヒヨドリは皮だけを残して実に穴を開けて中身をきれいに食べます。以前、…

重曹の効果

炭酸水素ナトリウムは重炭酸ナトリウムとも呼ばれ、略して重曹といわれています。 重曹は加熱すると二酸化炭素を発生します。また、油と混ぜると親水性と親油性を併せ持つ石けんの性質を発揮します。 これらの性質を利用して、料理のふくらし粉などの食品添…

日本水仙

冬場の花の少ない時期ですが、庭では日本水仙が満開となって甘い芳香を放っています。 水仙はヒガンバナ科の多年草で開花期は12月から4月頃です。 早咲きの日本水仙は12月初めから咲き始めましたが、遅咲きのラッパ水仙、口紅水仙は3月から4月に開花します。…

チタノプシス

チタノプシスは南アフリカ原産で、乾燥地帯に生息するメセンの仲間です。 メセンの仲間はコノフィツムやリトープス、フォーカリア、フェネストラリアなど変わった形をしたものが多いですが、このチタノプシスも同様で、大小の粒々が葉先に付いたユニークな形…

pH(土壌の酸性度)

pHは水素イオン濃度の指標で7が中性、7未満は酸性、7を超えるとアルカリ性です。 pHは塩基飽和度と密接な関係があり、塩基飽和度が最も適正な状態といえる80%のときにpHは6.5程度になります。(保肥力の記事を参考にしてください。) よって土壌のpHが少し…

生物農薬

生物農薬とは病害虫や雑草防除に使われる天敵や微生物の製剤をいいます。また、昆虫のフェロモンを利用した製剤もあります。 これらは自然界に存在する生物やその産生物を利用したもので、環境にやさしい農薬といえます。 BT剤はバチルス チューリンゲンシス…

酢の効果

米や麦などを原料とする穀物酢や柿、リンゴなど果実を発酵させて作る果実酢などの食酢はカビを抑える殺菌作用があり、特定農薬(特定防除資材)に指定されています。 特定農薬とはその原材料に農作物等、人畜及び水産動植物に害を及ぼすおそれのないことが明ら…

他感作用

ある植物の出す物質が、他の植物や微生物などの生育に影響を及ぼす作用を他感作用(アレロパシー)といいます。 この作用を利用して雑草防除を行うことができます。除草剤使用に比べて効果は低いものの、環境に与える影響が少ない利点があります。 へアリーベ…

保肥力

土壌が肥料成分を吸着できる能力を保肥力といいます。 土壌中で栄養分を蓄える成分は粘土鉱物と腐植などの土壌粒子で、マイナスの電荷を帯びており、アンモニウムイオンやカリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンなどの陽イオンを引きつけて吸…